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欧米人の爪と比べて、東洋人の爪は厚くて丈夫である。
アメリカに渡った時、強く感じたことです。
日常の忙しさのなかでも爪のお手入れをするだけで充分美しさという存在感を出すことができる、それが丈夫な爪をもつ東洋人のもつ強みなのかな、と思います。
爪が独り歩きしているようでは美しい、とは決して言えない。
あくまでも爪は脇役。
私はそう考えました。それは40年経った今でも変わらない心情です。パーティなど一夜限りの装いであれば、テーマに合わせたメイクや凝ったデザインネイルを施すのは楽しい演出です。でもそれが日常となるとどうでしょう。
ではどのような爪が美しい、と言えるのか。
それは「弱い美」、この一言に集約されると思います。
分かりやすく言うならば、肌に近い色を爪にのせること。
パッと見ると指先には何も塗っていないように見える。
でも近くで眺めると爪が、あたかも指と一体化したようなネイルカラーを寸分の狂いなくまとっている。これぞ美しい爪を生かす最高の演出法、と考えます。
美しくあり続けること。そこには「すごい」は必要ないのです。